カサカサ声で喉が詰まる…年齢のせい? 喉頭がんも心配

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【Q】若い頃は美声が自慢でしたが、最近はカサカサ声で喉が詰まるような感じがします。年のせい? 歌手のつんく♂さんのケースもあり、喉頭がんも心配です。 (60代男性)

【A】加齢で声が衰えるのは、自然な老化現象です。声帯にある2枚の筋肉が徐々に弾力を失い、左右がピタッと閉じなくなり、息漏れしたり声が響かなくなったりするのです。

 問題なのは、急に声が変化した時です。喉を酷使したわけでもなく、風邪でもないのに、突然声がかすれてきた場合は、声帯をつかさどる「反回神経」が圧迫されているのかもしれません。

 反回神経を圧迫する可能性があるのは、胸部大動脈瘤、甲状腺・食道・肺の腫瘍。カサカサ声の原因が、実は肺がんだったというケースもあります。ご心配の喉頭がんなど声帯のがんは、“カサカサ”より“ガラガラ”の声になります。

 さらに、脳梗塞の前兆が声を変化させる場合もあります。以前、「急に喉が詰まる感じがして声を出しづらくなった」と訴える患者さんを診察したところ、内頚動脈(喉の奥を通る細い動脈)が口の中に湾曲して腫れて脈動していました。

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