ラーメン完食は手術5カ月後 藤原組長が胃がんとの闘い語る
俺は病院嫌いだから健康診断は何十年も受けていなかった。「お箸が下手」と言われなかったら検査なんてしなかったし、医者には「あと1カ月遅かったらもうダメだった」と言われたから、あのお母さんは命の恩人だな(笑い)。
手術では胃を半分切って、胆のう、胆管を切除。さらに逆流性食道炎にならないように小腸を何センチか切って食道につなげたらしい。本来なら胃の全摘が理想みたいなんだが、プロレスをやるためには胃は残した方がいいということだった。
「絶対カムバックするだろうから」と先生が知恵を絞ってくれたんだ。
胸の下からへその下までガッツリ切ってるわけだから痛くないわけないんだけど、集中治療室で看護師さんから「痛くありませんか?」と聞かれるたびに「大丈夫です」と言い続けていた。みんなガマンしていると思ってたからさ。術後4日も経ってからモルヒネっていう痛み止めがあることを知って、4日目にやっと導入。そうしたらまぁよく眠れたよ(笑い)。
抜糸は普通、術後2週間ぐらいらしいんだけど、俺は4日で抜糸、2週間で退院という異例の早さで回復できた。もともとの回復力が異常に高い上に早くからリハビリもしたからね。