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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

50歳のあなたは93歳前後を目標に老後を設計する必要がある

公開日: 更新日:

「人生100年時代」という言葉をよく耳にするようになりました。しかし40~60代のサラリーマンですら、自分が100歳まで生きるなんて、まったく実感がないに違いありません。

 ほとんどの人が「自分はせいぜい平均寿命まで」と思っていることでしょう。最近のニュースによれば、男性の平均寿命は81歳(女性は87歳)だそうです。そのあたりを着地点にして、老後の人生設計をしている人も大勢いるはずです。

 でも、もう少し長めに考えておいたほうが、いいかもしれません。若くして亡くなった人が全体の平均を下げているだけで、平均寿命と「死亡率50%」はイコールではありません。

 同じ年に生まれた1万人の子供のうち81歳まで生き延びるのは約6000人。5000人に減るのはその3年後、つまり84歳になった時点です。

 この年齢を、仮に「半減期」と呼ぶことにしましょう。平均寿命よりも半減期を目安にして、老後設計をするほうが、より安全と言えます。

 ところがややこしいことに、平均寿命も半減期も、着実に延び続けているのです。だいたい10年で2歳ずつの見当です。

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