著者のコラム一覧
笹川伸雄

ジャーナリスト。1946年、宮城県生まれ。医、食、健康のジャンルを得意とし、著書に「妙薬探訪」(徳間文庫)など

がん患者はがんではなく、がん治療の副作用と闘っている

公開日: 更新日:

 私は母の闘病を目の当たりにして、「がんの治療を受けなければ、母は58歳という若さで亡くなることはなかったのではないか」「あれほど苦しみながら亡くなることもなかったのではないか」と何度も考えた。

 実は、母は一卵性双生児の妹を5年前にがんで亡くしており、その看護の経験から医療へ不信感を抱いていた。自分の治療への注文も口にしていた。母の担当の医師からは「扱いにくい、わがままな患者だ。本来なら出て行ってもらうところだ」など、今で言うドクハラ対応を受けていたが、母は弱音を吐かず治療に耐えていた。

 当時、“病は医師が治すもの”と信じていた私だったが、握った手に最後の力を込めて母が息を引き取った瞬間、強烈な医師不信、医療不信で体が震えたのだ。医師にはがんは治せない。健康な体は取り戻せない。強く実感した瞬間だった。

 それから33年間、医師に頼らずにがんを克服する術を考え続けてきた。

 病を治すということは、健康な体を取り戻すということにほかならない。アナウンサーの故・逸見政孝さんの例を引き合いに出すまでもなく、がんは“寛解”したが当の本人は亡くなった――という事例は枚挙にいとまがない。私は取材で、同じような例をいくつも耳にした。医師はこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?