頚動脈の狭窄を調べるのが、頚動脈エコー。首に当てたプローブから超音波を照射するだけですから、これも簡単でしょう。
いずれかの検査で異常が見つかり、カテーテル治療で狭窄を解消すれば、入院期間も短くて済みます。仕事への支障もほとんどありません。仕事と治療を両立する上でも大きなメリットがあります。
治療後も不摂生を続けたら、せっかくの治療も台無しです。再び動脈硬化が進み、やがて心筋梗塞を起こしかねません。ですから、カテーテル治療の後は、原因となった生活習慣病をきちんと治療して、「様子を見る」ことが大切です。
(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)