みのもんた引退決意…年を取ると会話かみ合わなくなるナゼ

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 さらに、みの氏の場合は妻に先立たれたことも影響しているかもしれない。ある研究では高齢期に抑うつの状態があると流動性・結晶性とも知能の低下がより進行すると報告されている。

 とはいえ、みの氏が会話のテンポが合わなくなったと感じた相手は、テレビに出演する一流芸能人ら。同級生や一般人相手なら十分「おしゃべりな人」でいられるに違いない。しかし、一般の高齢者が周囲と会話のテンポが合わなくなれば、孤立して引きこもったり、刺激のなさから老化が早く進む可能性が高い。避けるにはどうすればいいのか?

「読み聞かせをしている高齢者は元気であることがわかっています。そこで朗読をたくさんしてもらい、その直後に動物など特定のジャンルの言葉を1分間でどれだけ思い出せるかを実験したところ、3カ月後にはその数が向上したという研究結果を得ました。口の筋肉運動の脳へのフィードバックがいい影響を与えたのかもしれませんし、言葉をたくさんしゃべることで脳内での言葉へのアクセスが容易になったのかもしれません」

 読み聞かせや朗読は会話のテンポを維持することにつながりそうだ。

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