「化学的に処理されたものは食べない」がジョンの食生活
69年3月20日、ジョンとヨーコはジブラルタルで結婚、その後、ロンドンのアップル事務所には2人して通うようになります。事務所に着くのはだいたい昼食の時間帯で、玄米と野菜にたまりソースをかけたマクロビオティック食(日本では当時「超自然食」と称していたもの)を食べています。
ジョンは、その当時、「玄米にはまっている」と話していて、瞑想やドラッグのような面倒な手間をかけなくても、玄米食にすることで同じような効果がもたらされる、と感じていたようです。
「あなたは、あなたが食べたものでできている」
これは、ジョンが自らの食生活を相手に説明するときに使った、古くから伝わることわざです。体内に蓄積されていたものがデトックス(解毒)され、ストレスや苦悩からも解放されたジョンの心が表れています。