松生恒夫
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松生恒夫医学博士

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

メンバーはリラックスし副交感神経優位の状態になっていた

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 日本で1969年に発売された「ザ・ビートルズ」というアルバムがあります。ジャケットが真っ白だったことから通称「ホワイト・アルバム」と呼ばれ、ビートルズのオリジナルアルバムとしては異例の2枚組になっていて、30曲も収録されていたことから、10代だった私のお気に入りのレコードでした。

 映画「ヘルプ!」の撮影中にシタールに興味を抱き、そこからインドへの関心を強めていったジョージは、インド人マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーが創立した「トランセンデンタル・メディテーション(超越瞑想)」に向かうことで自らの「心の解放」を目指します。

 1968年、ビートルズの4人はマハリシから瞑想を正式に学ぶ目的で、それぞれのパートナーを伴い、ヒマラヤの麓にある「ヨガの聖地」、インド北部のリシケシュという都市に赴きます。

 ジョージはヒンズー教の教えに基づき菜食主義者になり、ジョンもポールもリンゴも、インド滞在期間は菜食で過ごしています。

 リンゴだけはタマネギやニンニクのほか、スパイスなどの刺激物を全く受けつけない体質だったので、インド料理が口に合わず、缶詰のベイクドビーンズをスーツケースにいっぱい持ち込み、それを食べました。

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