マスク着用で急増中!「口呼吸」は健康を害する危険あり
さらに、口呼吸が子供の成長に悪影響を与える可能性もある。
「口呼吸では口を開けた状態が続きます。すると、口を閉じているときは口腔内の上側に位置している舌が、口を開けたままだと下顎側に下がることになり、舌と口の周りを支える筋肉のバランスが崩れ、成長期の子供の顎の成長や歯並び、そして姿勢にも悪影響を与えてしまいます。また、口を閉じる際に使う筋肉が衰え、徐々に締まりのない顔つきになってしまう可能性もあります」(小林氏)
マスク着用の息苦しさから、自然と口を開けて口呼吸になっている子供が増えているという指摘もある。注意が必要だ。
マスクは飛沫感染を防ぐだけでなく、鼻、口、喉を潤して健康を守る効果がある。しかし、マスク着用によって口呼吸がクセになり慢性化してしまうと、逆に健康を害するリスクがある。マスクの下でも鼻呼吸を意識したい。