厳しい指導は正面から向き合っていないとハラスメントになる
それを考えれば指導医の厳しい言葉なんて序の口です。これを乗り越えられなければ、いずれ見舞われる強烈なプレッシャーには耐えられません。それどころか、そうした場面を迎えることすらできないでしょう。
外科医を志す若手の多くは、そんなプレッシャーのかかる場面に出くわしてみたいと考えているものです。そこに、やりがいや手応えを感じる若手が、厳しい指導に付いてきて伸びていきます。
もちろん、厳しい指導が合わずに離れてしまう若手もいます。それはそれで去る者は追いません。そうした若手は、外科医ではなく別の領域で自身の力を発揮できる道が必ずあるからです。
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