著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

ワカサギはビタミンAを含む数少ない魚 夜に天ぷらで食べたい

公開日: 更新日:

 また、ビタミンB12は10グラム当たり0.79マイクログラム含まれていて、1食当たりの目安0.8マイクログラムに匹敵する量に該当します。ビタミンB12は、重度の欠乏によって神経の損傷が起きることがあり、筋力低下、歩行困難、錯乱、認知症が起こるとされています。肩こり予防にも効果があるという報告もあります。そして、ワカサギはビタミンAを含む数少ない魚のひとつです。10グラム当たり9.9マイクログラムと、1食当たりの目安量(221マイクログラム)にはかなり遠い値ですが、ビタミンAは活性酸素を抑え動脈硬化心筋梗塞の予防、目の健康免疫力の向上に役立ちます。卵、ホウレンソウなどの食品に多く、油調理によって吸収を高めるので、卵を使った衣でワカサギを揚げる天ぷらやフリットなどがおすすめです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド