悲劇を生まないために「延命」「緩和」の意味を知っておく 在宅診療の名医が語る

公開日: 更新日:

「緩和」もまた医師と患者と家族がその意味を共有すべき言葉だ。

「在宅診療の現場では、末期がんの患者さんに対して『緩和医療』をしっかりと行います。それはひとつの医療技術の集大成であり、その高度の医療を患者のために精いっぱい提供しているのです。ところが、患者さんやその家族の方は痛みや苦しみを『緩和』する治療を、なぜか延命を諦めること、治す努力をやめることだと考えてしまう。在宅で緩和に携わる医師のほぼすべてが緩和をしながらも可能な限り『延命』につなげたいと思っています。抗がん剤手術が延命につながることもあれば、それが単に患者を苦しめて命を縮めてしまうことも少なくありません。積極的治療をしないという選択が『延命』につながることもあることをわかって欲しい」

 誰もが「限られた命」の中で生きる。患者はもちろん、医師も家族もそれをどのようにステキに「延命」できるのか、妥協せずに考えることが大切なのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  2. 2

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  3. 3

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 4

    柴咲コウの創業会社が6期連続赤字「倒産の危機」から大復活…2期連続で黒字化していた!

  5. 5

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  1. 6

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 7

    世耕弘成氏「参考人招致」まさかの全会一致で可決…参院のドンから転落した“嫌われ者”の末路

  3. 8

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  4. 9

    「フジテレビ問題」第三者委員会の報告会見場に“質問できない席”があった!

  5. 10

    「Nスタ」卒業のホラン千秋にグラビア業界が熱視線…脱いだらスゴい?