酒を飲む人、少し飲む人、飲まない人…認知症になりにくいのは?
副次的な影響も見逃せません。「コロナで酒類提供の自粛要請が出された期間、自然とアルコール摂取量が減り、気がついたらやせていた。ところがまた『夜の会合』が増えてきて、それに伴い体重が増えた」という人もいるのでは? それは、アルコールのカロリーうんぬんというより、アルコールと一緒に取る食事にあります。
鶏の唐揚げやメンチカツなど、ビールに合いますよね。薄味よりもコッテリ系の方がアルコールとの相性がいい。ポテトチップスなどのスナック菓子にも、つい手が出てしまう。
ご飯、味噌汁、おかずといったメニューなら、ゆっくり食べても30分ほどで終わってしまいますが、お酒を味わいながらだと、下手したら何時間も飲んで食べて、となる。必然的に、飲まない場合より、塩分、脂肪、糖分の摂取量が増えてしまいます。栄養バランスも偏りがちです。
「酒を飲むときはそれほど食べられない」という人もいます。大量飲酒は消化器系の働きを鈍らせるからです。しかし酔いが覚めてくると空腹を覚え、深夜にラーメン屋に行ってしまう……。