【聴力検査】「ヘッドホン難聴」を甘く見てはいけない…若者に増加中
聴力は年齢によって変わってきます。おおよその目安は、20代で2万ヘルツ、40代で1万5000ヘルツ、50代で1万2000ヘルツ、60代では1万ヘルツといったところです。
ところが最近はロックコンサートやライブハウスで爆音を聴き続けたため、難聴になる若者が増えています。「音響外傷」というのですが、ロック難聴やライブハウス難聴などと呼ばれることもあります。ヘッドホンやイヤホンでスマホの音楽を大音量で聴いている人も、難聴(ヘッドホン難聴)になるリスクが高くなります。
音響外傷になると、耳鳴りが止まらなくなったり、聴覚過敏(音が大きく聞こえる)などの症状が出てきます。多くは一過性ですが、何度も繰り返していると、難治性の難聴に進行することがありますから、若い人でも聴力検査を軽んじてはいけません。