複数の米医療関連メディアが選んだ2023年の医療ブレイクスルーは「痩せる薬」…肥満との戦いに新時代到来
これらと競合するのがイーライリリー社のマンジャロとゼップバウンドです。ゼップバウンドは2023年11月、FDA米食品医薬品局から肥満治療薬として認可を受け、話題になりました。
1カ月分が10〜20万円と高価ですが、供給不足が起こるほどの人気を集めています。その理由は、最大で体重が20%減ったという効果の高さです。
一方期待されているのが、他の大手製薬会社の参入です。ファイザー、アムジェンなど大手も市場に参入してくる可能性があります。またファイザーでは経口タイプを開発しているという情報もあります。そうなれば胃の不調などの副作用が、ずっと少なくなることが期待されているのです。
いずれにせよ、2024年アメリカ人の肥満症との戦いは、新たな局面を迎えたといえそうです。