40代男性からの電話「コロナ後遺症で倦怠感がひどく病院へ通えません」
さまざまな情報が飛び交うSNSで、コロナ後遺症に関してご本人も調べ積極的に提案をされ、そのつど我々もできることを模索します。
「最近どかーんと倦怠感を感じることは減ってきました」(本人)
「よかったですね。ご家族も喜んでるんじゃないですか?」(私)
「家族と毎日泣いてます。すみません……まさかこんなことになるなんて」(本人)
「後遺症外来はどうなりました?」(私)
「やっと電話がつながって3カ月後ですけど行けることになりました」(本人)
「よかったですね。それを目標に頑張りましょう」(私)
それから3カ月ほど経った診療では随分改善され、さらに半年たった頃には後遺症外来と訪問診療を併用されるほどに。
「後遺症の程度とかは言われたんですか?」(私)
「0から9まであって0が一番重いんですけど僕は7でした」(本人)