3カ月目でようやく病名判明…歩けないところまで悪化していた

公開日: 更新日:

三尾希さん(29歳)=全身性エリテマトーデス

 高熱、関節痛、皮膚の紅斑、視覚異常……。脳梗塞の疑いがあると指摘され、しかし、MRIでは原因がわからず、1人暮らしの自宅に帰宅しました。しかしこのまま死んでしまうのではとパニックを起こし、朝を待って自分で救急車を呼びました。

 救急搬送された病院で、私の様子を見て看護師さんが何か大きな病気かも、と察してくれたようです。精密な検査をしてくれ、膠原(こうげん)病の疑いがありとなりました。後にわかったのですが、このとき全身性エリテマトーデスによる意識障害が起こっていたらしく……。自分でも記憶があいまいです。

 1週間の検査入院で、膠原病の一種である全身性エリテマトーデスと判明。最初に不調を感じてから、すでに3カ月が経っていました。

 膠原病、ましてや全身性エリテマトーデスに関する知識はまったくありませんでした。ただ、難病と言われ、もう治らないんだと、すごくショックを受けました。そのときに入院していた滋賀の病院には膠原病内科がなかったので、専門医がいる京大病院へと転院。私の実家は神奈川県で、親が飛んできました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動