荒井宏幸
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荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

「モノビジョン」の老眼矯正は期間限定…長時間の作業には不向き

公開日: 更新日:

 レーシックの技術を使って行う老眼矯正治療「モノビジョン」。この治療が適しているのは、「まだ白内障になっていない」40歳代後半から50歳代の人となります。もちろん、レーシックが可能な目(健康な成人で、目の病気がなく、角膜の厚さが治療後にも十分に保たれることなど)であることが条件となります。今回は注意点や知っておいてほしいことなどをお話しします。

 モノビジョンによる老眼矯正は、効果が10年、15年と持続するものではありません。老眼は、カメラに例えればレンズの役割をする水晶体の弾力が失われて生じます。モノビジョンはこの水晶体を取り換える治療ではない、つまり根本的な原因を解決する治療ではないため、効果が持続するのはだいたい5~8年です。

 モノビジョンに興味を持ったら、大抵の人はまずはネットでクリニックを探すのではないでしょうか。その後、実際にクリニックに足を運んだ際、効果は5年から10年以内であると、きちんと説明するクリニックを選択してほしいと思います。

 そして、できればメガネやコンタクトレンズを使ってモノビジョンの状態を体験・確認してから手術を決めると良いでしょう。

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