著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

昨年1年間でLGBTQ+の若者の4割が自死を考えた…米国で高まる懸念

公開日: 更新日:

 調査対象の9割が、こうした法律に心や体の健康が脅かされていると答え、中でもトランスジェンダーとノンバイナリー(性自認が男性にも女性にも当てはまらない人)の若者とその家族の45%が、こうした法律がない州への引っ越しを考えていると答えています。

 また法律の制定に伴い、彼らへの差別やハラスメント、いじめ、暴力なども増えています。性的嗜好や性自認を変えようとするコンバージョン治療を強制される場合もあり、精神的苦痛や心理的・肉体的ダメージを引き起こし、これらが自死を考える原因と考えられています。

 専門家は「彼らを追い詰めているのは、彼らがLGBTQ+であるという事実ではなく、それを否定すること。社会が協力して彼らを守っていかなければならない。」と指摘しています。

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