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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

アメリカでも子供の市販薬過剰摂取が問題に…その多くが自傷や自死が目的

公開日: 更新日:

 日本では子供たちや女性の間で、市販薬の過剰摂取が問題になっています。その多くは自傷や自死を目的としていると報道されていますが、アメリカでも同じ問題が起きています。

 CDCアメリカ疾病予防管理センターが行なったデータ分析によれば、薬の過剰摂取による自傷が疑われるケースは、パンデミック前後の2019年から2021年にかけて10~19歳で30%増加しています。

 一方、オハイオ州中央毒物センターの調べでも、薬物の過剰摂取による自殺未遂の頻度が、10歳から24歳の若者の間で過去10年間で2倍以上に増えたことがわかっています。中でも女性は3倍以上に急増しました。

 また2000年以降、意図的な過剰摂取が疑われた160万件のうち、7割以上を若い女性と女児が占めています。そのうち34万人が治療を必要とし、1400人が亡くなりました。

 同じ研究者らが行なった薬剤の分析によると、最も多く使われたのは市販の鎮痛剤で、アセトアミノフェン、イブプロフェン、アスピリンでした。また10歳から15歳では、注意欠陥/多動性障害の治療薬の過剰摂取の割合が高いこともわかりました。 

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