夜中のトイレがつらい…泌尿器専門医が教える今すぐできる夜間頻尿対策

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 夜間頻尿の場合、初診では問診や「過活動膀胱症状スコア(OABSS)」といった質問用紙で症状を把握し、尿検査、血液検査、超音波検査などを行う。痛みや恥ずかしさはほとんどない検査だ。

「夜間頻尿は、尿量が多いのか、尿量は少ないが膀胱に十分量をためられないために尿意を感じているのか、尿を出しきれておらず(残尿)、そこに新たに尿量が加わるために頻尿になっているのかで、治療や対策が異なります。これらは問診では正確に把握できないこともあり、数日間の尿量や排尿状況をチェックするための排尿日誌を書いてもらうケースがあります。残尿の有無は超音波で調べますし、最近はお腹に装置を当てるだけでOKの機械もありますので、心身の負担はないと考えられます」

 寒い季節は膀胱の筋肉の収縮などで頻尿になりやすい。夜中にトイレで起きるのは年だから仕方ない、と諦めないことだ。

■前立腺肥大との関係 中高年男性は、夜間頻尿の原因に前立腺肥大がある場合が珍しくない。

「前立腺肥大は加齢で尿道が狭くなる病気です。この場合、膀胱の収縮力を弱める抗コリン作用の成分を含む薬を服用すると、尿道が閉塞して尿が出にくくなる尿閉のリスクがあります」

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