夜中のトイレがつらい…泌尿器専門医が教える今すぐできる夜間頻尿対策
すでに前立腺肥大と診断されている人は、主治医が薬の調整をしており、また折に触れて注意を促しているはず。問題は未診断の人だ。
「抗コリン作用の成分は風邪薬や抗ヒスタミン薬など市販薬にも広く使われていて、知らずに服用してしまいがち。自己判断で使うのは危険です」
それを回避するためにも、夜間頻尿が続くなら、原因が何かを探る必要がある。
■NG行為 夜間頻尿があり、かつ前立腺肥大と診断を受け治療を受けている人のよくあるNG行為に「α1遮断薬を自己判断でやめてしまう」がある。
「膀胱を緩めて尿を出しやすくする作用があるため、『夜間頻尿があるから飲まない方がいい』と考えてしまうようですが、例えば併せて抗コリン薬が処方されている場合、その効果が強く出過ぎて、尿閉を起こすリスクがあります」