尿漏れの対策で特に重要なポイントは「生活の見直し」と「行動療法」

公開日: 更新日:

 日本排尿機能学会が20年ぶりに下部尿路症状の疫学調査(20~99歳の男女各3000人が対象)を実施。それによると、下部尿路症状が見られる過活動膀胱は40歳以上の13.6%を占めた。

 下部尿路症状とは「おしっこを我慢できない」「漏らしてしまう」「出し切ったと思ったら、その後チョロチョロ尿が出る」「夜、トイレで目が覚める」「排尿回数が多い」など。

 過活動膀胱はこれらの症状のうち、尿意が急に強くなる「尿意切迫感」があり、さらに頻尿と夜間頻尿、あるいはそのどちらかを伴う。時に失禁してしまうこともある。

 男性では前立腺肥大が原因になることが多く、女性では出産時や潜在的な骨盤底筋の損傷が原因で起こることが多い。

 前出の疫学調査の結果では、過活動膀胱によって尿失禁を経験した人は70.6%。

「一方、過活動膀胱と定義された回答者のうち、医療機関を受診している人は男性20.6%、女性10%でした。20年前にも同様の調査を行ったのですが、その時の受診率と比較して改善していませんでした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  2. 2

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  3. 3

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  4. 4

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮

  2. 7

    中居正広氏vsフジテレビは法廷闘争で当事者が対峙の可能性も…紀藤正樹弁護士に聞いた

  3. 8

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  4. 9

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  5. 10

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及