感染症の家庭内感染を防ぐ(2)温度と湿度、入浴、食事はどうする?

公開日: 更新日:

 トイレの蓋は閉めてから水を流すのが良いとされる。しかし最近、閉めた蓋の横から噴射するエアロゾルの影響で、蓋をしない場合とトイレの汚染レベルに差はないとの米国の研究が発表されている。だからといって、この問題に最終結論が出たわけではない。現時点では蓋を閉めて水を流すことを習慣付けるのがいいと岩室医師は言う。

 発症者の入浴は体温が38度以上の高熱や全身倦怠感、ふらつき、下痢や嘔吐がある場合を除き、ぬるま湯の湯船に短時間入るのは問題ない。ただし、入浴前後に水分をしっかり補給する必要がある。湯冷めはNG。入浴後はしっかり体を拭いて暖かい服装に着替え、そのまま就寝するといい。

「よく、発症中の子供と一緒に入浴したり、発症した大人の後に入浴すると感染リスクが高まるのか?という質問を受けますが、お風呂では換気扇を回していれば一定程度の空気の流れがあり、体や髪の毛に着いたウイルスは流されているので感染はほぼ心配ありません」

 発症者以外の家族は帰宅後すぐに入浴するのもいい。


「私自身、習慣にしています。ウイルスや細菌対策にもなるので心がけています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!