【言葉の物語】ことばを巡り窒息しそうな肺に清冽な酸素
子供向けの作品なのに、大人になってからも折にふれて読み返す。本好きなら、そういう書物をきっと持っているにちがいない。私の場合、詩人で小説家の三木卓さんが半世紀以上前に書いたジュブナイル小説「星のカンタータ」が、そういう一冊だ。前回紹介した丸谷才一さんの本が日本語をめぐる話だった…
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