きっかけは85歳 米国の93歳女性が8年かけて孫と一緒に全国立公園を“制覇”!
昨年9月、米国の当時92歳の女性が、孫と一緒に「米国に63ある国立公園をすべて訪れる旅をしている」と紹介され、話題になった。
オハイオ州に住むジョイ・ライアンさん(93)とブラッド・ライアンさんで、その時は、すでに62カ所を訪れて残りはあと1カ所だけ、という状況だった。
2人は15日に、最後で63番目の南太平洋の米国領サモアにある「サモア国立公園」を訪れて、全国立公園を“制覇”した。写真はその時のツーショットだ。
コトの起こりは2015年。ブラッドさんがオハイオ州立大学獣医学部の4年生の時だった。当時ブラッドさんは、ストレスで押し潰されそうになっていて、いったん大学から離れて、「人生の本当の意味を見つめ直そう」と、全米の国立公園をすべて訪れる旅を思いついた。
そして当時85歳だった祖母のジョイさんにその計画を話し、誘ったのだ。
旅を終えたブラッドさんはこう語った。
「おばあちゃんは、『夢に向かって冒険的な人生を送るのに、年を取りすぎているということはない』と世界に教えてくれています」
8年の間に気持ちを立て直したブラッドさんは大学を卒業し、現在は獣医として働いているそうだ。