元ブックオフ社長の橋本真由美さんは公益財団法人の理事長に「今でもブックオフには足を運ぶ」

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2006年にブックオフ代表取締役社長に就任

 さて、福井県和泉村(現大野市)生まれの橋本さんは、短大卒業後、栄養士に。23歳で結婚・退職し神奈川県へ。1990年、41歳のとき、相模原市にあるブックオフ1号店でパート勤務を始めると、仕事の面白さに夢中に。翌年、志願して正社員に。94年、取締役になり、ブックオフが東証1部上場後の2006年、代表取締役社長に就任した。

「夫にはフル装備をつけた日産のFUGAをプレゼントしました。弟には2つのアドバイスをもらいました。『マスコミは、いいときは持ち上げるが、何かあるとガタンと落とすので、調子にのるなよ』と『NHKのような大マスコミと小さなメディアを差別するな』。あの人には言われたくない、と思いましたけど(笑)」

 女性活躍推進については、どう考えているのか。

「講演でもよく聞かれますね。周りの理解と協力が必要。女性たちには一歩踏み出し、目の前のことを一生懸命続けてほしい。そうすれば、将来、必ず芽が出るのでは。行政には一律の給付金や手当ではなく、きめ細かい施策をお願いしたいですね」

(取材・文=中野裕子)

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