「南海トラフ」巨大地震は確実に迫っているのか? 過去13回中「5回」が12月に発生
■迫る南海トラフ一帯の巨大地震
「フィリピンの地震はもちろん、インドネシアの火山噴火もフィリピン海プレートの活動が活発化しているのが原因でしょう。南海トラフ一帯の巨大地震が迫ってきているのは確かでしょうね。南海・東南海地震、首都直下地震ともリスクが高くなってきています。また地震のエネルギーを引き起こす要因として、寒暖差も指摘されています。特に冬の寒い時期に大地震が発生している傾向があります。南海トラフの一連の地震はいままでに13回知られていますが、そのうちの5回が12月に起きています。ほかは8月から2月という、秋から冬まで(旧暦だった時代の地震の起きた月日は新暦に換算)に起きています」
1944年12月7日には昭和東南海地震(M7.9)、1946年に和歌山県から高知県の沖にかけて起きた南海地震(M8.0)は12月21日だった。
動向を注視したい。