ふるさと納税最新動向を徹底解説!今からでも間に合う、年内に届く「返礼品リスト」【表あり】
大手サイトの動向は?
老舗のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」(運営元・トラストバンク)の担当者は「今年の寄付の特徴としては、前倒し寄付、海産物応援、駆け込みで少しぜいたくの3つが寄付者のマインドから感じられた」と見る。
「前倒し寄付は、全体的に寄付金額が増えているため、いつも年末にかけて寄付しているものを前倒しして寄付している傾向がありました」
海産物が今年8月末から続いている傾向はさとふると同じだ。
「駆け込みで少しぜいたく」については、「寄付金額の値上げが予想されたことから、より駆け込みの恩恵が感じられるように、通常より少し高めの価格帯に、どうせならと寄付をする動きが出ているようでした」(同担当者)。
■料亭のお節料理も
23年の寄付控除を受けるには12月31日までに寄付をすればいいが、年内に返礼品を受け取りたい人は、その前に寄付する必要がある。
山口県平生町の「瀬戸内海産活きクルマエビ500グラム(15尾前後)」は、12月26日までの申し込みで30日までの発送。和歌山県有田川町の有田みかん10キロは、12月26日までの寄付で年内発送される。
京都や石川県の料亭のおせち料理も年内発注でまだまだ間に合う(詳しくは上表)。
ただし、数量限定の返礼品も少なくない。注文が殺到すると自治体に負担はかかるし、品切れも生ずるから要注意だ。
10月に駆け込んで寄付枠が少額残っている人には次のようなものがある。
たとえば、さとふるで寄付できるPayPay商品券。寄付額1000円で300円分の電子商品券が受け取れる。
各サイトにもある災害支援金寄付。1000円から1円単位で寄付ができたりする。余った少額の寄付額はこのようなことに寄付してもよいのでは。
サイトによってはさまざまなキャンペーンもやっている。ヤフーふるさと納税では、通常、ソフトバンク利用者への最大還元率は17.5%だが、5のつく日は21.5%にポイントアップ。
さとふるでは、今年の12月24日は1日限定で、さとふるアプリから寄付すれば最大31.5%付与される。
ポイント経済圏が広がる中、寄付によるポイント還元は、今や外せない要素。
自治体応援ということは忘れずに、今年最後のふるさと納税を楽しんでもらいたい。