昭和を知らない世代になぜ歌謡曲が刺さるのか…「歌謡ヒット曲BARヤングマン」で探る

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「両親が昭和歌謡曲好きなこともあり、中学生のころから歌謡曲をiPodに入れて一日中聴いていました。ただ、同級生たちがはやりのバンドを好んでいる中、自分は歌謡曲が好きとはなかなか口に出せなかった。ここは昭和歌謡を聴きに来る人が集まっているので、気兼ねなく歌謡曲の話ができるのと、職場では身構えてしまう中高年ともフラットな関係で話せる点でとても気に入っています」(29歳男性)

 また、最近ではSNSを通して歌謡曲だけでなく、1970~80年代に日本で盛んになった「シティーポップ」が一躍ムーブメントになっている。松原みきの「真夜中のドア~Stay With Me」(79年)や竹内まりやの「プラスティック・ラヴ」(84年)を筆頭に、国内外の若者たちの熱い支持を集めているのも、歌謡曲バーの人気に火がついた要因のひとつと考えられる。

「シティーポップがまだそこまで注目されていなかったコロナ前は、職場の上司に連れられてくる方が多かったのに対して、最近は自主的に若い子だけで来店する方が増え、20人に1人くらいの割合で20代のお客さんが見られます」(オーナー)

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