米大統領選のトランプ勝利でウクライナ戦争は終わる? 株式市場最大の関心事
そうなると、結果的にロシアや中国が台頭してきて、アメリカの覇権は低下していく。「世界の警察」という立場が完全に過去のものになり、同時にドルや米国債の価値も低下していくのだ。
当然、属国である日本も、そのあおりを食うだろう。日本が保有する外貨準備の大半は米国債。アメリカとともに沈んでいく公算が大きい。なので、投資はそういった視点で見ていかなければいけない。「世界の潮流」を見極めるのだ。
くしくも、この映画において、スポーツ年鑑で大金持ちになった乱暴者ビフは、あのトランプ氏がモデルになったといわれている。「悪役」「未来」そして「金儲け」のイメージが重なるのだ。
そして今度は、あなたがトランプに儲けさせてもらう順番。いったい何に賭ければいいのか──ロシア? 中国? はたまたインド? 場合によっては金本位制の復活があるかもしれない。でも、万が一、間違ってしまったらどうなるのか。それこそ市場から「You're fired!(おまえはクビだ!)」と、簡単に切られてしまうだろう。