米NY州の幼稚園の先生が元園児に肝臓を提供 “無私無欲”な親切が全米で話題に
幼稚園の先生が、臓器移植が必要な元園児に自分の肝臓を提供することを申し出て、無私無欲な親切が全米の話題になっている。
米ニューヨーク州オールデンに住むエズラ・トチェクちゃんは生後6カ月でトチェク家に養子にもらわれた。出産の際に肝臓に損傷を負い、今年1月に末期の肝臓病と診断された。できるだけ早く移植が必要な状況だった。
養子であることもあって、家族の肝臓はマッチしなかった。
3月にこの事実を知ったのが、幼稚園でエズラちゃんの担任をしたカリッサ・フィッシャーさんだった。
〈何とかしなければ〉
そう考えたカリッサさんは、エズラちゃんの家族には知らせず、検査してもらったところ……結果は完璧にマッチ!
肝臓の提供を決心したカリッサさんは、エズラちゃんの家に行き、「先生の肝臓を分かち合いませんか? イエスかノーにチェックして」と書かれたチェックシートを見せた(写真=カリッサ先生㊧とエズラちゃん=エズラちゃんの母親のカレンさんのフェイスブックから)。
これを見たカレンさんは、その時の気持ちをフェイスブックにこう投稿した。
「これを見て私の“脳”は止まりました。カリッサさんが声に出して読んでくれてようやく事態が理解できました」「どう感謝を表したらいいのか分かりません! ただただ涙があふれ出ました」