体長3.6mの激レア大型深海魚「終末の日の魚」発見!米西海岸沖では1901年以降わずか20匹

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 めったに人目に触れることがない大型深海魚「リュウグウノツカイ」。米カリフォルニア州南西部のラホーヤ沖で10日、カヤックやシュノーケリングを楽しんでいたグループが、この激レア深海魚の死骸を発見し、話題になっている。

 カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリップス海洋研究所によると、発見されたリュウグウノツカイは体長が約360センチ。西洋では「終末の日の魚」と呼ばれるこの魚の同州における発見例は、1901年以降、わずか20匹だという。

 日本では、リュウグウノツカイの発見は「地震や津波などの前兆」などといわれてきたが、今回の発見の2日後の12日、ロサンゼルスはマグニチュード4.6の地震に見舞われた。

 今回発見されたリュウグウノツカイは米海洋大気庁(NOAA)の施設に運ばれ、スクリップス海洋研究所と米南西漁業科学センターの研究者が解剖を行い、死因を調査する予定だ。

 その後、標本にして、同研究所の海洋脊椎動物コレクションに加えられる。

 写真は、同研究所のフェイスブックに掲載された発見の際のひとコマ。同研究所は、海で珍しいものを発見したら、ライフガードに知らせた上で、研究所に通報してほしいと呼びかけている。

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