悠仁さまは東大志望でも…一般受験生が選ぶなら"定評ある"トンボ研究の大学は?
この高校3人の推薦枠に入ったら、東京大学の書類審査と面接を受け、2025年1月中旬の新課程の大学入学共通テスト(以下共通テスト)を受験することになる。
■一般の学生で首都圏でトンボの研究を考えるならどんな選択肢を選ぶのか
国立大学なら筑波大学の生命環境系・山岳科学センター菅平高原実験所などはトンボの標本も充実している。町田龍一郎客員研究員はトンボの研究成果を発表し、よく知られている。
ただトンボの研究では、一般に就職に有利になるということもなく、東京圏の大学では研究環境もいまいちとなる。進学するなら自らフロンティアになる気概が必要になるだろう。
東京の私立大なら、実出願者数で全国トップの明治大学の農学部も候補になるはずだ。伝統のある有名学部であり、トンボ類の研究なら生命科学科が適当であろう。ただ農学の視点を重視しているようだ。
また農学の伝統校といえば、東京農業大学も欠かせない。農学部は厚木キャンパスにあるが、世田谷キャンパスには、生命科学部や地域環境科学部があり、選択肢も広くとれる。東京農業大学 総合研究所研究会 の地域再生研究部会 が「トンボの里づくりフォーラム」を神奈川の平塚で開催したこともある。トンボは観光資源として注目されつつあるからだ。