自民党総裁選“内ゲバ”状態! 高市早苗氏のルール違反で露呈した“カネの切れ目が縁の切れ目”の体質
カネの切れ目は縁の切れ目。結局、裏金でつながっただけの関係だったのかもしれない。
27日投開票の自民党総裁選で、党選挙管理員会が決めた禁止事項に反し、高市早苗経済安全保障担当相(63)が政策文書を党員らに送付していた問題が“内ゲバ”の様相を呈してきた。
選管は「カネのかからない総裁選」実現のため、政策文書の送付を禁止。ところが、高市氏がこの方針に違反したとして総裁選の他陣営から不満が続出。一方、高市氏の地元秘書は会見を開き、30万通余りの送付を認めたものの、禁止が決まる前に「既に発送されていた」「文書に総裁選に関する内容はない」と反論。さらに高市氏側が「他陣営も送付している」と切り返すと、他陣営は「選対を通じて配ってはいない」などと否定する展開になっているのだ。
総裁選としては最長期間となる15日間を費やし、各候補、陣営は国民に「政策を訴える」「刷新感を出す」「生まれ変わった自民党を見せる」などと意気込んでいたが、ふたを開ければ「ルール違反だ」「あいつも違反している」と内輪モメしているのだからどうしようもない。