自民党総裁選“内ゲバ”状態! 高市早苗氏のルール違反で露呈した“カネの切れ目が縁の切れ目”の体質

公開日: 更新日:

 カネの切れ目は縁の切れ目。結局、裏金でつながっただけの関係だったのかもしれない。

 27日投開票の自民党総裁選で、党選挙管理員会が決めた禁止事項に反し、高市早苗経済安全保障担当相(63)が政策文書を党員らに送付していた問題が“内ゲバ”の様相を呈してきた。

 選管は「カネのかからない総裁選」実現のため、政策文書の送付を禁止。ところが、高市氏がこの方針に違反したとして総裁選の他陣営から不満が続出。一方、高市氏の地元秘書は会見を開き、30万通余りの送付を認めたものの、禁止が決まる前に「既に発送されていた」「文書に総裁選に関する内容はない」と反論。さらに高市氏側が「他陣営も送付している」と切り返すと、他陣営は「選対を通じて配ってはいない」などと否定する展開になっているのだ。

 総裁選としては最長期間となる15日間を費やし、各候補、陣営は国民に「政策を訴える」「刷新感を出す」「生まれ変わった自民党を見せる」などと意気込んでいたが、ふたを開ければ「ルール違反だ」「あいつも違反している」と内輪モメしているのだからどうしようもない。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由