高市早苗氏の推薦人に裏金議員! 「チームに任せた」の知らぬ存ぜぬぶりが示す変わらない“自民クオリティー”
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る前代未聞の裏金事件が発覚した際、記者会見や衆参両院の政治倫理審査会に出席した国会議員がそろって連発していたのが「秘書に任せていた」との逃げ口上だった。
常識的に考えて、数十~数千万円にも及ぶ多額なカネの扱いについて議員本人が一切の経緯を知らないはずがない。国民世論はそう怒りの声を上げていたのだが、どうやら自民党では後ろめたいことが起きると、「他人のせい」「自分は知らない」というのが党是、常套句のよう。27日投開票の総裁選に出馬している高市早苗経済安全保障担当相(63)のテレビ発言もそうだ。
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高市氏は17日夜に放送されたTBS番組で、裏金事件で役職停止処分を受けた議員が自身の推薦人に含まれていたことについて、こう釈明したからだ。
「どの方を入れるかは選対、チームに任せた。翌日の新聞(を読む)まで(自分は)知らなかった」