海外留学の難易度とトレンドは? 自民党総裁選候補の3人が東大→ハーバード大、小泉進次郎氏は関東学院大→コロンビア大へ
留学必須の大学・学部の場合でも、秋田県の公立・国際教養大学のように全学生が海外協定校との交換留学は広い選択肢(51か国200大学以上)があるケースや、立命館大学のグローバル教養学部のようにオーストラリア国立大学との協定のデュアル・ディグリー・プログラム(両大学の学位が取れる)が全面的に組み込まれているケースもある。
早稲田大学国際教養学部の日本人学生は世界各国の300以上の大学などから留学先を選べる。同大学留学センターと国際教養学部の2経由とがある。
同志社大学グローバル・コミニュケーション学部には英語コ-ス・中国語コース・日本語コースがあり、日本人学生の留学先は、英語圏か、中国・台湾の大学となる。
2021年に新設された神田外語大学のグロ-バル・リベラルアーツ学部は珍しい。入学直後にリトアニアやインド、エルサレムなどに滞在して3~4週間のスタディツアーがあり、さらに3年次後期にニューヨーク州立大学への長期留学がある、と2回の留学を体験できるのだ。他の大学でも交換留学制度を充実させている大学は多くなっている。円安で海外での留学生活はコスト高になっているが、交換留学の場合はその点でも比較的安心できる。