自民裏金「非公認」候補が窮地!頼みの綱の公明党が“石破びいき”シフトで21万票が消える
下村博文、小田原潔、高木毅の3候補は逆転を許す展開も
公明票を失いかねないのは、萩生田候補だけじゃない。自民非公認で公明の推薦をもらえなかった8人と、公認を得ながら公明は非推薦の丸川珠代元五輪相(比例重複ナシ)もほぼアウト。
それぞれの選挙区の公明票を〈別表〉にまとめた。票数は、各地の選管が集計した前回2021年衆院選の各選挙区で公明が獲得した比例票を基に作成。合計で21万票超が消滅しかねない。
公明票が消えると、裏金非公認組は“死屍累々”である。東京11区の下村元文科相は3万超の公明票を失えば、前回選で次点だった候補と並ぶ。逆風下なら、ますます危うい。同21区前職の小田原氏は公明票がないと、前回次点の立憲候補と順位が逆転する。高木元復興相の福井2区は野党が乱立しているが、保守も分裂。公明票を差し引くと大ピンチだ。
裏金議員は今頃、公明関係者に土下座しているかもしれない。
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“裏金隠し”の総選挙で窮地に立たされているのが、野党候補とのサシの勝負に臨む自民党・公明党の候補者の面々だ。●関連記事【一覧】に「自公落選危機23人」の名前が載っている。