【独自】川﨑麻世の新妻・花音さんを直撃! テレビ出演への思い、21歳年の差婚を後押ししたものは…

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コクハク

「明確なプロポーズの言葉はなかった」

 俳優・川﨑麻世さん(61)が15日放送の「踊る!さんま御殿!!3時間スペシャル」(日本テレビ系)で再婚を電撃発表し話題になった。
 お相手は料理研究家で釣り師の花音さん(40)。夫婦初共演となった同番組では、MCや共演者から祝福され、幸せいっぱいの様子だった。とはいえ21歳の年の差婚。悩みや不安はなかったのだろうか。心境をうかがった。

「実は明確なプロポーズの言葉はなかったんです」

 番組では触れられなかったプロポーズについて尋ねると、意外な答えが返って来た。

 人生の大きな節目である。記憶に残るシーンや言葉を望む女性は少なくないが、花音さんは、川﨑さんの想いを1対1で受け取ることはできなかった。それでも十分に幸せを感じられる機会はあったという。

 今年6月、家族や仲間が集まり、花音さんの誕生日を祝う食事会で――。

「麻世さんがみんなの前で『結婚しようと思っているんだよね』と言ったんです。彼としては、それがプロポーズだったようですね。

 彼は60歳を過ぎ、私は40歳です。籍は入れず、形式にこだわらない選択肢もある中で、ずっと見守ってくれていた人たちの前で『結婚』の言葉を口にしてくれた。純粋に嬉しかったですね」


【写真特集】独自海釣りショット!釣りドル時代の花音さん

「女癖が悪そう、チャラチャラ、ギラついている」イメージだった

 2人は10年ほど前、共通の知人を介して知り合ったが、そのきっかけは、川﨑さんが、東日本大震災で甚大な被害に見舞われた宮城県の気仙沼市や南三陸町などで炊き出しを行っていた記事を読んでのことだった。

 2011年5月当時、現地に足を運び、ボランティア活動を行う芸能人は珍しかった。川﨑さんの行動力は宮城に母親の実家がある花音さんにとって大きな救いとなり、心に刻まれる特別なものだったという。

 その後、釣りドルとしてタレント活動をしていた花音さんは仲間内の食事会で川﨑さんと対面し、「自然と惹かれるようになった」と振り返る。

「一般的に麻世さんには『女癖が悪そう、チャラチャラしている、ギラついている』といったネガティブなイメージもあると思うんです。私も少なからず持っていました。

 でも、年齢問わずたくさんの仲間がいて、見ず知らずの人が困っていると駆け寄っていく彼の姿を見ていると、本当に優しい人なんだなって。チャラ男イメージとのギャップにもやられちゃったんでしょうか(笑)」

売名行為を疑われるのが嫌だった
「さんま御殿」への出演後、花音さんのSNSには多くの反響が寄せられた。祝福の声もあったが、心を痛める内容もあった。

 さまざまな受け止めがあるのは覚悟の上。それでも夫婦揃っての番組出演が、芸能人である夫の再出発につながればいいと考えた。

「私は麻世さんと交際する前に、事務所を辞めて芸能活動からも身を引きました。真剣な交際でしたから、売名行為を疑われるのが嫌だったんです。

 ただ、彼の中では私の夢を諦めさせてしまったという負い目が少なからずあったようです。結婚報告が、私が再びメディアで発信するきっかけになれば、という思いもあったみたいで、そういうところも彼の優しさですね」

互いの親を思い合える価値観

 初婚の花音さん、21歳の年の差についてはどう感じているのだろうか。

「年上の男性には、余裕と包容力を感じます。私は若い頃から、年齢差はあればあるほどいいと思っていました。でも40歳でそれが現実になると、そう遠くない将来にやって来る老後や介護を否が応でも意識します。

 彼も私も互いに一人っ子で、自分が看取らなければならない親もいます。だから、互いの親を自分の親と同じぐらいに思い合える価値観を共有できたことは大きかったですね。それもこの結婚を後押ししたと思います」

 川﨑さんは元妻・カイヤさん(62)と6年に渡り、離婚について裁判をしていた。その様子はドロ沼などと表現されたりしたものだ。そんな相手の過去とは、どう向き合ったのか。

彼の裁判は結婚のいい要素に…
「相手がバツイチの場合、破局に至った理由や状況などがわからないと不安になるのかもしれませんが、私の場合は開示されている裁判資料があって普段の彼の姿も見てきましたから、何が真実なのかを包み隠さず知ることができました。彼の裁判は、むしろいい要素になった側面もあります」

何かしてあげたいと想える人に出会えた奇跡

 子どもはつくらないと決めた。

「授かれたらいいなと思っていましたが、いれば子ども中心の暮らしになってしまうでしょう。それよりも私は、このまま彼中心でいたいなと思っています。

 それに麻世さんには、2人の大事なお子さんもいらっしゃいます。これからの人生は、私たち夫婦とそれぞれの親、そして犬と猫たちとの幸せを第一に考えて生きたい。

 自分のこと以上に何かしてあげたいと想える人に出会うのは奇跡に近いですよね。彼を看取る覚悟もあります。彼よりも一日でも長く生きて、支えていけたらと思っています」

 年齢や過去といった目に見えるデータよりも大切な何かを見つけた女は、美しく、そして、強い。

(取材・文=小川泰加/コクハク編集部)

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