都城市立図書館(宮崎県)本好きでなくても、どこかにお気に入りの場所が見つかる
木箱を積んだ遊び心のある本棚に、壮観かつ温かみのある内装。2018年グッドデザイン賞を受賞した都城市立図書館は、市中心部の複合施設「Mallmall(まるまる)」の中にある。
前田小藻副館長は「ショッピングモールの建物をリノベーションした施設です」と、こう続ける。
「Mallmallには『市民が集まる場所をつくろう』というコンセプトがあり、図書館の隣には多目的に利用できる『まちなか広場』、子育てを支援する『ぷれぴか』などの施設があります。飲食も1階に地元のフランス料理店が手掛ける『マルマーケット』というカフェが併設されており、ケーキやお食事が楽しめます。こちらの営業時間は図書館と同じ朝9時から、夜9時まで。館内もフタ付きの飲み物なら持ち込みは可能で、2階には持ち込んだお弁当などを食べられるコーナーもあります」
蔵書は約40万冊。都城市のメイン産業である畜産、農業、園芸を中心に、郷土史や隣接する鹿児島県の資料などが豊富。子ども向けの絵本やボードゲームも取り揃えている。