マチアプの“写真詐欺男”にダマされない防衛術。経験者たち考案の初デート「秘技」が使える

公開日: 更新日:
コクハク

写真詐欺にはこんなケースが

 マッチングアプリなど知り合って初めて待ち合わせする際に、多くの人が心配するのが「写真詐欺」でしょう。

 会ってみたら顔や体型がまるで別人のようで、ダマされたと感じる人もいるようです。

 悪意を感じるような写真詐欺から身を守るためにはどうしたらいいのでしょうか。

【内藤みかのあたらしいのがお好き】

 マッチングアプリで知り合った男性と何度か会っていると、「この人は写真と実物がかなり違うな」と感じるケースもあるようです。

 スラリとした体型のプロフィール写真を載せていた男性と会ってみたら、実際は相当なメタボ体型で、「プロフィールのは数年前の写真だよ」などと言われることも。

 本人の画像なら、まだ誠意はあるほうです。問題は他人の画像を自分の顔と偽ってプロフィールに使っているケースです。いざ会ったら、プロフィール画像と似ても似つかない別人だった話もあるので、慎重な行動が必要です。

男性が写真詐欺に走る心理
 彼らはなぜ、写真詐欺をするのでしょうか。それは「イケメンじゃないと女性に会ってもらえないから」なのでしょう。

 自分の顔では誰からも「いいね」が来なかったのに、ネットで拾ったイケメン画像に変えた途端、ありえないほど「いいね」が来た経験をした男性もいて、顔がいいほうが有利だとわかっているのでしょう。

 イケメンになる努力をするのが面倒で、他人の画像で女性を引き寄せる作戦を取る男性には、「会ってしまえばこっちのもの」という意識が見え隠れします。

 中には大型マスクで顔を隠し、できるだけバレずに女性と対面しようとする人もいるから注意が必要です。

「すぐに帰る」ことにはリスクが…

 写真詐欺を経験した女性たちに話を聞いたことがありますが、その場ですぐに帰ってしまったという人はいません。色々思うところはあっても、最低限、お茶だけはご一緒し、その後、用事があるなどと言って失礼するのだとか。

 確かにいきなり逃げ帰るのは、追いかけられて口論になるかもしれないので、リスクのある行為です。

 小一時間お茶をするというクッションをおけば、その後すぐに帰っても文句を言われる確率は低いでしょう。


【こちらもどうぞ】10歳超年上女にアプローチする男性が増えている。“出産が難しい”と断り、後悔しないための改善点

自分の顔を知られていまう恐怖
 話をした中に一人、「会うなりスマホで私の顔を撮られた」という人がいました。無防備に顔を剥き出しにしていたため、ネットで拡散されたらどうしようと、かなりの恐怖を覚えたそうです。

 会う人すべてがいい人だとは限りません。相手は生配信している可能性だってあるのです。帽子を深くかぶったり、メガネをかけたりマスクをしたりして、できる限り顔を隠して待ち合わせ場所に向かうほうが安全だと言えるでしょう。

「この人は大丈夫」という安心感を持てるまで、素顔を晒さないほうがいいかもしれません。

待ち合わせ場所には自分は後から行く

 待ち合わせでショックを受けるのを防ぐために、独特の方法を編み出した女性もいます。

 それは「待ち合わせ場所には自分が先に行かない」というものです。相手が先に到着していたほうが、詐欺を見破りやすいからです。

 そして相手の服装や目印を聞き、少し離れたところからどんな人かをチェックするのです。写真と変わらない人であれば写真詐欺ではないでしょう。

 しかし、写真とまるで違う人物がそこにいたのであれば、写真詐欺である可能性があります。

リスクを最小限にするために…
 嘘をついて女性と会おうとするような男性とは、顔を合わせるリスクは避けたいところ。明らかに詐欺だと感じた場合は、体調を崩したなどというメッセージを送り、会わずに帰るのもやむをえないでしょう。

 マッチングアプリでやり取りする時は、相手はもしかしたら写真詐欺かも…という可能性を考え、電話番号などの自分の個人情報は教えないようにしたほうがベターでしょう。

 迂闊に対面してしまい、お金がなくて帰れないから貸して欲しいなどとせびられ、断りきれずにお金を渡してしまった人もいます。相手のプロフィールは、直接会うまでは信じ過ぎないようにしましょう。

(内藤みか/作家)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    国民民主党「躍進」で政局のキーマンに…ウキウキ玉木代表の裏に潜む小池都知事に要警戒

  2. 2

    国民民主・玉木代表「野党結集」裏切りの歴史…浮かれる政局キーマンは政権交代の足を引っ張ったA級戦犯

  3. 3

    国民民主党「“年収の壁”178万円に引き上げ」早くも腰砕け…識者が説く財源不足の一気解決策

  4. 4

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  5. 5

    元警視総監の“口先介入”で悠仁さま「東大受験」報道が激減…暗い影を落とす宮内庁の分断

  1. 6

    マイナ保険証「解除」受け付け開始も申請は書面のみ…政府ゴリ押しのツケが保険者・被保険者に

  2. 7

    まさかの再選?パワハラ疑惑の斎藤元彦氏に集まる“不気味な同情”…兵庫県知事選きょう告示

  3. 8

    財務省は国民民主の「年収の壁」引き上げに後ろ向き…旧民主党政権時と同じ“ネガキャン”展開に国民うんざり

  4. 9

    兵庫県議会は斎藤元彦知事への不信任案提出…パワハラ男の「心の闇」を精神科医が分析

  5. 10

    「安倍晋三」の威光に陰り…衆院選で「昭恵夫人応援」候補ボロボロまさかの3勝6敗

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

  3. 3

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 4

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  5. 5

    パワハラ疑惑の橋本環奈はやはり超多忙?マネジャーが6年前「あなたに想像出来ないほど環奈は忙しい」とファンに伝えていた

  1. 6

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 7

    闇バイトの応募者たちは一体何者なのか?若者に自重呼びかけるTV報道番組の「盲点」

  3. 8

    がんの4割がアルコール消費と関係? 米国がん協会の新たな研究結果に騒然

  4. 9

    日本一DeNAが「巨人に惨敗」の屈辱晴らす大補強!売上270億円超で原資に不安なし

  5. 10

    農相・法相の後任人事でも石破カラー封印…「党内融和」優先に世論ますますがっかり