年末に寒気到来→荒天予想で要注意! 雪道初心者が知っておくべき「5つの運転ポイント」
高速道路の「チェーン規制」ってどういう意味?
高速道路の入り口の表示看板で見かける「速度規制」「チェーン規制」という意味を完全に理解している人は少ないのではないか。雪が降った場合、高速道路は段階的に交通規制が入る。
まず第1段階は「速度規制」。最高速度が時速50キロ、もしくは80キロに制限される(最高速度60キロ区間は40キロ)。
次の段階が「冬用タイヤ規制」。スタッドレスタイヤ、またはタイヤチェーンなどを装着している車だけが走行できるという意味だ。オールシーズンタイヤは冬用タイヤ規制にも対応していれば通行できるが、基本的にはチェーンの装着が求められる。
さらに次が「チェーン規制」。「大雪特別警報」や「大雪に関する緊急発表」が出された際に実施される規制で、文字通りチェーンタイヤ以外の車は走っちゃダメ。途中までスタッドレスタイヤで走っていた車は、最寄りのインターチェンジで降りることになる。仮にトランクにチェーンを携行していれば、最寄りのサービスエリアやパーキングエリアで装着(路肩はダメ)すれば走行が可能になる。
そして最後は「通行止め」。大雪やその際の事故、または除雪作業のために通行が一時遮断されること。途中までは走れていたのに、急に「通行止め」になってしまったらどうすべきか?
この場合はハザードをつけて係員の誘導があるまでその場で待機。係員の誘導でUターンして最寄りの出口に向かうケースもある。「えいや! 何とか行けるか」と無理に進んでしまうとUターンすらできなくなり、車の中で日をまたぐこともあるので注意だ。
「途中まで『大丈夫』と思って走っていても、群馬県境の山を越えて越後湯沢に入ると途端に雪が多くなります。『にいがたふゆみち情報』アプリなどをダウンロードしていただけると、急な通行止めなどの情報を音声でアナウンスしてくれます」(国土交通省・長岡国道事務所)