最強寒波襲来で露呈する能登半島地震「被災地の脆弱性」…懸念される集落孤立と家屋倒壊
住宅の修繕も思うように進んでいない。
「建築業者などのマンパワーが足りず、ブルーシートをかぶせるなど応急処置しかできていない家屋が少なくありません。傾いたままの家もあり、雨漏りしている家は腐食が進んでいる恐れがある。このままでは雪の重みに耐え切れず、倒壊する危険さえあります。多くの住民から不安の声を聞きます」(大塩さやか氏)
これから迎える冬本番に向け、被災地の脆弱性が浮き彫りに。1年で復旧が進んだように見えても、目に見えにくい傷痕は依然として数多く残っている。