JCBが「サムライカード」と呼ばれた理由は? ジェーシービーに聞いた
毎月0のつく日は「キャッシュレスの日」。国内のキャッシュレス決済比率は4割ほどで、中でも圧倒的に多いのがクレジットカードだ。
日本にいち早くクレジットカードを導入したジェーシービー(設立当時の名称、日本クレジットビューローの頭文字から略称JCBに)。会員数は現在1億6444万、加盟店は約5300万店と国際ブランドとしての地位を築く。
このJCB、今では当たり前となっている画期的な制度を1968年から始めている。民間では初の銀行口座からの「振り替え(自動引き落とし)」だ。
「JCBが開発したカードのシステムやノウハウの中には、のちに日本のクレジットカード発展の基礎となったものが多く存在します。『合理的かつ信頼性の高い代金回収方法』にこだわり、前例がない中で民間企業による口座振替の扉を開きました」(広報担当者)
業界ナンバーワンのJCBギフトカードも「カード会社の加盟店ネットワークを使えば、どこでも利用できる汎用性の高い商品券ができるはず」といった社員のアイデアから商品化されたもの。それまでのギフトカードは百貨店など店ごとでしか使えなかった。