今年もカメムシ大量発生か? 被害拡大でさらなるコメ高騰の懸念…農水省が注意喚起
今年こそは豊作になり、高騰が少しでも収まって欲しいところだ。しかし、農水省の消費・安全局植物防疫課の担当者は「今年もカメムシが大量発生する可能性がある」と、こう話す。
「気象庁によると、今春(3~5月)の気温は北日本では高く、東日本では平年並みか高い見通しで、カメムシ類が比較的早く活動を始める可能性があります。また、夏(6~8月)には全国的に気温が高い予報のため、昨夏のようにカメムシが繁殖しやすい状況になることが予想されます。稲作への被害が拡大する恐れがあり、コメ生産者への注意喚起を行っております」
同省によると、近年は特にイネカメムシが全国的に増加傾向にあるという。大繁殖を許し、更なるコメ高騰を引き起こす事態は避けたいところだ。