山の手の歴史・文教地区「文京区」が進める 子ども支援と分煙環境の共生施策

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 またこの喫煙所設置助成の予算額は、22年度355.1万円に対して、23年度は年間731.1万円と倍増となっていて、前向きな姿勢が見受けられる。

■喫煙者と非喫煙者が共存できるまちづくり

 こうした現状について子育て支援政策に力を入れる一方で、区内の分煙環境整備にも取り組んでいる松平雄一郎区議(自民=写真)に話を聞いた。

「東京都受動喫煙防止条例や改正健康増進法の施行に伴い、文京区でも屋外の公共の場所での喫煙を禁止する条例が施行され、公園内にあった指定喫煙所はすべて撤去されました。その結果、指定喫煙所は2カ所のみとなってしまったため、民間のご協力を得て屋内喫煙所を設置しようということで設置、運営の助成に取り組んできました。毎年、予算を組んできたものの執行率がゼロ%の年もありました。そこで、助成の拡充を図るべく5年間という期限を撤廃し、今年度(23年度)からは賃料の助成を年間70万円まで行うようにしました。私も2児の父親として、望まない受動喫煙がなくなるよう1件でも増やしていければと思っています」

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