ノンハプニングバーに潜入取材 パンイチ男性やランジェリー女性がひしめく酒池肉林の現場
“ノン”ハプニングバーの時代が来るかもしれない。
ハプニングバーとは、店内に居合わせた客同士が「ハプニング=性行為」を楽しむ店のこと。近年は警察による摘発が相次ぎ、利用にはリスクがついて回る。そこで、ノンハプニングバーだ。常連の40代男性が言う。
「店内での性行為やそれに準じる行為、全裸などは一切禁止されているから、ノンハプニング。逮捕のリスクはありません。ナンパや猥談はOKなので、そこで女の子と仲良くなればホテルに連れ出して……フフフ」
いったいどのような世界が広がっているのか。股間を熱くたぎらせながら、潜入取材した。
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12月の金曜日、時計は23時を回っていた。週末の料金は男性が5000円、女性は1000円(初回は入会金が男女それぞれ別途2000円、1000円)で、いずれも朝5時まで一部酒類を除き飲み放題かつ、出入り自由。ネットで確認しながら、店の扉の前に立った。
カメラ搭載のインターホンを押すと、鍵の開く音と同時に扉が開き、店員が中に招き入れてくれた。入り口付近の受付からは客の様子が見えない内装だ。初回のため前述したようなルールの説明を受けつつ、7000円を先払い。手渡されたリストバンドにニックネームを記載し、淫靡な世界に足を踏み入れた。