4月に庶民の懐を襲う大規模値上げラッシュ…年間平均値上げ率19%に上昇の衝撃

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 今年も値上げラッシュが止まらない。実質賃金3年連続の悪夢が現実味を帯びてきた。

 帝国データバンク(TDB)が29日、「食品主要195社」価格改定動向調査の結果を発表。それによると、3月の食品値上げは728品目。前年同月比79.2%減と上げ幅は縮小したものの、気は抜けない。1~6月の累計で5911品目が価格改定する見通し。そのうち、レトルト食品や冷凍食品などの加工食品(3295品目)が最多で、4月に6カ月ぶりの3000品目を超える大規模な値上げラッシュを迎えるという。ハムやソーセージは昨秋に価格改定したばかり。

 気がかりなのが、年間の平均値上げ率の上昇だ。

 今年は19%に達し、値上げが本格化した2022年の14%、3万2396品目が価格改定した23年の15%を上回っている。

 23年中のコスト増加分のしわ寄せに加え、人件費や物流費のアップ、円安長期化が主な要因だという。

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