安倍派幹部は離党勧告か除名か? 裏金処分は党大会後に先送り…岸田首相が指示の意味深
自民党が派閥ぐるみで裏金づくりに手を染めていた安倍派幹部らの処分について、17日に行われる党大会後に先送りすることを決めた。
5日の段階では「党大会までに」と言っていた森山総務会長は、8日の会見で「手続きを考えると時間的に無理がある」と方針を修正。「党大会に間に合わないとすれば、それはやむを得ない」と話した。
梶山幹事長代行も会見で「党紀委員会とも連携しながら進めていく。拙速に物事を決めるより、手続きの手順を踏んでいかねばならない」と語った。
「何らかのけじめをつけないと、この問題は終わらない。地元有権者からの突き上げも厳しいので、なるべく早く処分を決めてほしいというのが党内大多数の意見ですが、先送りは岸田総理の指示だそうです。総理は四の五の言って説明責任から逃げ回る安倍派幹部に怒り心頭だから、かなり厳しい処分が下されるという観測が広がっている。大会前に処分を決めると、離党勧告や除名処分を受けた議員が出席できなくなってしまう。それでは一致結束を確認する大会が微妙なムードになりかねないので、先送りしたとみられているのです」(自民党中堅議員)