プーチン大統領「通算5期目」突入で“大暴発”が許される? ロシア正教トップお墨付きの不気味
■「プーチン大統領がいつまでも権力の座にとどまりますように」
伏線とみられるのが、就任式前日の動きだ。ロシア国防省は6日、ウクライナ侵攻の拠点となる南部軍管区で「非戦略核兵器」の使用を想定した演習の準備を始めたと発表。つまり、戦術核のことだ。総主教が「神よ、プーチン大統領がいつまでも権力の座にとどまりますように」と演説を締めくくったのも何やら意味深である。
「総主教の祝辞が終わり、教会の鐘が鳴ると、生中継を担当していたアナウンサーが深いため息をついていました。感情を抑えられなかったのか。米議会では約610億ドルのウクライナ支援予算が成立。5期目最初の外遊先に選ぶほど頼みにしている中国の習近平国家主席は、ロシアを素通りして訪仏。あからさまにプーチン氏を牽制しています。国家経済を支える国営のガスプロムは24年ぶりの赤字に転落。八方塞がりのプーチン氏は、11月の米大統領選までに局面打開を狙いにいくはずです」(中村逸郎氏)
強まる揺さぶり。季節が進むのが恐ろしい。